瓦屋根といえば、黒く光っている屋根を思い浮かべませんか??
富山県内では昔から「瓦屋根」のお家が多いようです。
富山県内では黒く光っている瓦屋根のお家が並んでいるのは見慣れていると思いますが、県外に出かけた際には黒く光る屋根はあまり見かけることがなく、黒く光る屋根が立ち並ぶ景色は珍しいのかな?と思います。
諸説ありますが、黒く光っている瓦には黒い釉薬(ゆうやく)が塗られており、雪を落としやすくするため、雪を溶かしやすくするためだったとも言われています。
雪の降る地域に合った瓦が富山県ではシェアされるようになったのかもしれませんね。
・耐久性
他の屋根材と比べると瓦は耐久性が高く、劣化しにくいです。強い衝撃などで瓦が割れてしまうことはありますが、割れた瓦だけを修繕することが可能です。
・断熱性
瓦を葺く工法は、下地材と瓦の間に通気層ができます。下地材と屋根材がべったりと密着していないので、屋根からは熱伝導による熱気が入りにくいです。夏は熱気が入りにくいので家の中は涼しく、冬になると家の中の暖かい空気を外に逃がさない役割をしてくれます。
・遮音性
金属の屋根材は雨の音が伝わりやすいのですが、瓦屋根は音を吸収してくれます。雨の音も気になりません。
富山県は夏は暑く、冬は寒く雪も降る地域なので、黒く光る瓦屋根が一年を通して快適で過ごしやすい環境をつくっていたのでしょう。
瓦はとても耐久性に優れている屋根材なので、葺き直し工事をする場合、瓦はそのまま使うことができます!
耐久性に優れている瓦屋根を長持ちさせるために、定期的な点検とメンテナンスを行っていきましょう!
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