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施工事例
【高岡市】外壁工事と屋根工事を同時に♪外壁リフォーム工事・瓦屋根の棟瓦修理・雨どい交換

工事のきっかけ

高岡市のお客様より、外壁をリフォームしたい
とのご依頼いただき、現場調査にお伺いしました。

●ご自宅の正面はモルタルの外壁、正面以外はトタンの外壁になっていました。
●瓦屋根のてっぺんの棟瓦が歪んでいました。
●雨どいは歪んでいる箇所や経年劣化が進んでいました。

そこで、
★モルタル外壁部分は「カバー工事」トタン外壁部分は「張り替え工事」
★棟瓦の積み直し工事
★雨どいの交換工事
上記の工事を行うことになりました！

高岡市屋根材(瓦),棟瓦取り直し,雨樋交換

工事基本情報

施工内容: 屋根材(瓦),棟瓦取り直し,雨樋交換

工事前の状況

コチラのお家の外壁は正面はモルタルの外壁（セメント、砂、水を混ぜ合わせた建材）になっています。
赤い斜線車の部分は今回リフォームを行いません！

正面以外の面はトタン（金属板）の外壁になっていました。コチラも赤い斜線部分は工事を行いません！

瓦屋根の△のてっぺんに設置されている「棟瓦」
棟瓦が歪んでガタついていました。

瓦屋根の谷になっている部分に設置されている「谷板金」も経年劣化が進んでいました。

屋根に降った雨水は青い部分の軒樋に流れ、赤い部分の集水器に集められ、黄緑色の呼び樋を通り、黄色い部分の縦樋を流れて排水されます！

コチラの雨どいには歪みがありました。雨どいは樹脂製のため、経年劣化が進んでいました。

外壁工事

正面のモルタルの外壁に、新しい外壁の下地となる「胴縁」と呼ばれる木材をビスで固定しています。

トタンの外壁の面は「張り替え工事」外壁のトタンを剥がし、透湿防水シートを貼っていきます。

透湿防水シートとは
外からの水分は通さないように防水性もありますが、シートには見えないほどの小さな穴があいていおり、その穴から湿気を外へ逃がしてくれる役割があります＾＾

窓の庇（窓や玄関などの上にある小さく出ている小さい屋根のような部分）は新しいものを設置するために撤去します。

お家の基礎の部分と外壁の境目に土台水切りを設置します！
土台水切りは建物の基礎部分や土台を雨水から守る役割があります。
新しい外壁と同じ金属板「SGLガルバリウム鋼板」を加工した土台水切りをステンレス釘で固定していきます。

土台水切り・見切り板金のカラーは「コゲチャ」です。

屋根と外壁の取り合い部分から雨水が入り込まないように、コチラも「SGLガルバリウム鋼板」を加工した、「取り合い水切り」を設置しました！

新しい外壁の「SGLガルバリウム鋼板」を釘で固定していきます。

新しい外壁の「SGLガルバリウム鋼板」のデザインは、細かい凸凹の形状に加工されている「８山の角波」を選んでいただきました！
カラーは「アイボリー」です✨ホワイトよりも少し優しい色味です。

軒天（屋根の外壁から突き出している部分の天井）には、外壁と同じデザインの「８山の角波」のSGLガルバリウム鋼板を設置し、軒天のあとに鼻隠し、広小舞にもSGLガルバリウム鋼板を加工したものを取り付けました！

２階の外壁にも１階と同じく、モルタル外壁に胴縁（下地の材木）、見切り板金を取り付け、新しい外壁のSGLガルバリウム鋼板を設置しました！

１階軒天と同じく、２階屋根の軒天も８山の波板を設置します。
赤で囲んだ部分の「破風」には破風板を設置しました。こちらもカラーはコゲチャのSGLガルバリウム鋼板になります。

ガルバリウム鋼板の新しい庇を、外壁の胴縁と呼ばれる、木下地にビスで固定しました！

窓まわりや入隅などのすき間から雨水が入り込まないようにシーリング材（シリコンやウレタンなどからできている弾力性と耐水性に優れた補修材）を充填するため、テープで養生します。

窓まわりなどのすき間から雨水が入り込まないようにシーリング材（シリコンやウレタンなどからできている弾力性と耐水性に優れた補修材）を充填するため、テープで養生します。

新しく取り付けた換気扇フード、換気口フードのまわりにも、外壁に色に合わせた白色のシーリング材を充填しました！

瓦屋根の棟瓦の修理

まずはじめに、棟瓦の強度を高める、強化棟金具を屋根の下地部分に固定します。
面戸瓦を瓦の凹に合わせて並べ、南蛮漆喰で固定し、上に角材を乗せました。

南蛮漆喰とは
瓦のすき間部分に白くなっている部分があるのをご存じでしょうか？その部分が漆喰になるのですが、
南蛮漆喰は通常の漆喰とは違い、シリコンや防水剤が入っているため防水性に優れています。

面戸部分に白い漆喰を丁寧に塗っています。棟瓦が完成したとき、外から見える部分です。

南蛮漆喰を重ねてのし瓦の１段目を設置し、強化棟金具の上に芯木をのせて固定しました。
棟の端に鬼瓦を、ステンレスの線で固定しました。

「鬼瓦」（おにがわら）
瓦屋根の棟端に取り付けられている装飾瓦「鬼瓦」
恐ろしい鬼を味方につけて、鬼が厄を払ってくれる「厄除け・魔除け」のための装飾瓦になります。ちなみに富山県では、シンプルな鬼瓦が多いです！
また、棟の端を覆うことで雨の侵入を防ぐ役割もあります。