2024.10.02
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こんにちは!街の屋根やさん富山店です。
屋根にはいろんな種類の屋根材がありますが、その中でも「瓦屋根」は一番長持ちする屋根として、富山県内でも多く見られる屋根材です。
瓦そのものは耐久性にとても優れているのですが、そんな瓦屋根でも雨漏りは発生します。
今回は瓦屋根の雨漏りを引き起こす原因をご紹介します。
瓦そのものの耐久性はとても高いのですが、強風で飛ばされてきた物が当たってしまうと割れることがあります。また、瓦を固定している部分の劣化や谷板金の部分の劣化などにより、瓦がズレを起こします。
瓦の割れやズレがあると、瓦屋根の下地となるルーフィング(防水シート)に雨水が直接当たることになり、ルーフィングが傷んでしまいます。
ルーフィングが傷んでくると、その下にある野地板(屋根材を支えている)部分にまで雨水が染みて雨漏りを引き起こします。
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屋根材にはすき間があるため、大雨や台風などの際には屋根材だけでは雨の侵入を防ぐことが難しいです。そこで、屋根の隙間から侵入した雨水からお家を守ってくれるのがルーフィングです。
そのため、ルーフィングが劣化してくると雨漏りを引き起こす原因となってしまいます。瓦屋根は屋根材の中でも隙間が多いので、ルーフィングの劣化を引き起こしやすくなります。
ルーフィングは屋根材の下になっている部分で普段は目で確認することが出来ない部分です。築年数が10年以上で一度も点検やメンテナンスを行っておられない場合はお早めに点検することをおススメします!
先ほど瓦屋根の下にはルーフィングが使用されているとお伝えましたが、築年数が長い瓦屋根の場合にはルーフィングではなく「土」が敷かれている「土葺き工法」がよく見られました。土葺き工法では瓦の下に敷かれている土が雨水を吸収し、防水の役割を果たしていました。しかし、土なので雨により少しずつ流れていきます。古くからある建物ですと、ほとんどの土が流されている状態なっていることもあります。
土が減少していくことで雨水を防ぐことが出来なくなり、雨漏りを引き起こす原因となります。
瓦屋根の隙間にある白い部分が「漆喰」(しっくい)です。瓦屋根の棟と瓦の間の隙間を漆喰で埋めることでそこから雨水の侵入や小動物の侵入を防いでいます。
漆喰がカビやコケで黒くなってきている・喰が崩れて落ちてきている など漆喰に変化見られる場合は放っておいてはいけません。雨水の侵入を防いでいる漆喰が劣化してしまうと雨漏りの原因にもなります。
漆喰は20年前後で劣化してしまうので、メンテナンスが必要になります!
水切り金具・・・雨水をスムーズに流すために設置する金属板になります。
・谷板金は屋根の面と面をつなぐ、谷になっている部分に設置されており、「谷樋(たにどい)」とも呼ばれています。屋根の面に降ってきた雨水は谷板金へと流れ、谷板金から横樋や竪樋へと流れて下水・地上へと排出される仕組みになっています。
・取り合い水切りは玄関や一部が二階建てになっている場合、屋根と外壁の取り合い部分に設置します。
壁を伝って落ちてきた雨水が結合部分から屋根に入り込まないように、取り合い板金で排水します。
屋根の接続部分は雨漏りをしやすい箇所になるため、雨仕舞として水切り金具が設置されています。そのため、水切り金具の劣化や施工不良があると雨漏りを引き起こす原因になります。
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