屋根瓦を見てみると、隙間に白い部分があるのが分かりますか?その白い部分が「漆喰」(しっくい)です。
漆喰は瓦だけではなく、壁の上塗りや天井などにも使用されています。
5,000年以上も前から世界中の建築物に使用されてきました。日本でも古くから家屋の壁や城などにも漆喰が使われています。
瓦屋根の棟と瓦の間の隙間を漆喰で埋めることが大きな役割になります。
瓦には山や谷があるため隙間ができてしまいます。そこから雨が入り込んでしまったり、小動物が入り込んだりする可能性があります。それを防いでくれるのが漆喰です。
以前にもコラムでご紹介したとおり、屋根材の中でも瓦自体は耐久性が高いためメンテナンスをしなくても数十年、長ければ数百年も持つことがあります。しかし瓦屋根に使われる漆喰については20年前後で劣化してしまうので、メンテナンスが必要になります!
・漆喰がカビやコケで黒くなってきている
・漆喰が崩れて落ちてきている
そんな状態になった漆喰を放っておくと大変なことになります!!
漆喰が剥がれると、棟瓦の土台となっている葺き土(屋根の野地板(のじいた)の上に置く、瓦をのせる粘土の層のこと)に雨や風が当たることになります。葺き土に雨水が浸透してしまうと雨漏りの原因になります。
葺き土が流れ出たり形が歪んでしまうことにより、瓦がズレることや崩れることもあります。漆喰が劣化することで固定されていた瓦が動きやすくなり、瓦の割れや欠けにもつながります。瓦がズレや割れが発生していると、強風や地震などで瓦が落下する可能性もあるので非常に危険です!
棟が崩れると瓦の下にまで雨水が流れ込み、防水紙や野地板も劣化させ、雨漏りします。
また、崩れた漆喰が雨どいに入ってしまうと、雨どいを詰まらせてしまうこともあります。
瓦屋根を雨漏りから守るため、瓦がズレたり割れたりしないように守るためには必要不可欠な漆喰。
瓦自体の耐久性は高いですが、漆喰については20年前後でメンテナンスが必要な箇所になるので不具合が出る前に点検しましょうね!
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