
2025.02.04
高岡市のお客様より、棟瓦がズレているので修理してほしいとのご依頼をいただき、瓦屋根の葺き替え工事を行いました!前回までの施工の様子↓↓高岡市にて、棟瓦がズレていた瓦屋根の修理!「葺き直し工事」を行っています今回は瓦屋根の葺き直し工事にて「棟瓦」を設置している現…

メリット
思い入れのある瓦をそのまま利用し、外観は変えずに屋根のメンテナンスが可能です。葺き直しでは既存の屋根材を再利用することで、屋根材の処分撤去費用がかかりません。
デメリット
葺き直しでは既存の瓦をそのまま利用しますが、破損している瓦がある場合、新しく同じ瓦が手に入らないことがあります。その部分だけ違う瓦になってしまうこともあります。
・屋根材を支える野地板やルーフィング(防水紙)の劣化
屋根材を支える野地板や、野地板の上に貼っているルーフィング(防水紙)は耐用年数が20年程度になります。年数が経過し、野地板とルーフィングの劣化を放置してしまうと、室内へ雨漏りする可能性があります。直ちにメンテナンスが必要です!
・漆喰の劣化
瓦屋根の棟と瓦の間の隙間を埋めている、白い部分が「漆喰」(しっくい)です。漆喰も耐用年数は20年程度になります。劣化して漆喰が崩れてしまうと、固定されていた瓦が動きやすくなり、瓦の割れや欠けにもつながります。瓦がズレや割れが発生していると、強風や地震などで瓦が落下する可能性もあるので非常に危険です!
・日本瓦
(釉薬瓦・いぶし瓦・素焼き瓦)
・天然スレート
(「粘板岩(ねんばんがん)」「頁岩(けつがん)」など天然の石を使用した屋根材)
日本瓦と天然スレートの耐用年数は50年程度と寿命が長いので、葺き直しが可能です。
天然スレートを使用されている建物は数少ないので、一般的に葺き直し工事が行われるのは日本瓦の屋根になります。
同じ瓦屋根でも葺き直しができない瓦もあります!
・セメント瓦・・・モルタルという素材でできています。その表面に塗ってある塗料を定期的に塗り直す必要があります。
・金属瓦 ・・・金属なので形が変形してしまう恐れがあります。
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