野地板(のじいた)とは、屋根の骨組みにあたる垂木(たるき)の上に貼ってある屋根の下地材になります。
屋根材(瓦・ガルバニウム・スレートなど)を支えるためには必要不可欠な野地板ですが、普段は目につかない場所にあるためどの部分なのか、わからない方も多いかと思います。
屋根の骨組みになる垂木の上に野地板を貼ることで屋根に平らな面を作り、野地板の上にルーフィング(防水紙)を貼り、ルーフィングの上に屋根材を固定します。野地板があることで、ルーフィングと屋根材は固定されています。
構造用合板
一般住宅で最も使用されているのが構造用合板になります。木材を薄く剥いて、板の繊維の方向が互いに直交するように積み重ねたものを接着剤で貼合わせ、プレスして1枚の板にしたものです。1枚あたりのサイズが大きく取れるので、つなぎ目が少なくて雨漏りの心配が少ないです。屋根の下地になる野地板だけではなく、屋根の下地や床、内装など住宅の建築に幅広く使われています。
バラ板
40年ほど前まではバラ板が多く用いられていました。杉を裂いて作られた板になります。バラ板は板と板の隙間を設けて張るので通気が確保されています。また、杉は乾燥しやすいため湿気がこもりにくいので腐食しにくいです。耐用年数も40年程になります。
耐火野地板
建築基準法で定められている準防火地域・防火地域では耐火野地板を使用しなければなりません。耐火野地板はその名の通り、火に強い野地板で耐火機能があります。メーカーにより構造が違います。構造用合板に比べると価格も高くなります。
重ね張り
既存の野地板の上から新しい野地板を重ねることにより、屋根下地の強度が増すこと、既存の野地板の状態が良好であれば重ね張りが可能です。既存の野地板の撤去費用もかからないので、コストを抑えることができます。
張り替え
既存の野地板を撤去し、新しい野地板に交換するメンテナンスになります。既存の野地板の腐食が激しい場合は重ね張りではなく、張り替える必要があります。屋根全面の張り替えだけではなく、腐食している箇所のみ張り替えることも可能です。
施工事例
▶氷見市にて、屋根コロニアルの色あせ,割れ、雨漏りのカバー工事!石目調柄セネター!!
野地板は屋根全体の安定性や強度を確保してくれている重要な部分です。
野地板が傷んでしまうと雨漏りの原因なります。普段目に見えない場所なので、定期的に専門業者による点検が必要なります!
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