「寄棟屋根」(よせむねやね)は、前回お話した切妻屋根の次に多いとされる屋根の形状です。
街でもよく見かける屋根のかたちではないでしょうか。
寄棟屋根は、屋根を上から見ると台形2面に三角形2面の勾配がある4つの面が組み合わさって構成されています。
屋根の一番高いラインに地上と水平になる大棟と呼ばれる部分があり、大棟に対して勾配がある4つの面が四方に広がっています。
寄棟屋根の建物を見てみると、どっしりとした存在感、安定感がありますね!
メリット
・耐久性が高い
寄棟屋根は4方向に軒があるため、どの方位から雨風が来ても雨風や日差しから外壁を守ることができます。また、屋根面が4つあることにより雨風や雪によるダメージも4つに分散されることになります。その結果住宅を長持ちさせることにつながるといえるでしょう。
・耐風性が高い
屋根の四方に棟があることによって、どの方向から風が吹いてきても屋根の傾斜が風を切ってくれます。台風や強風には強い屋根の形状ですね!
デメリット
・建設コスト、メンテナンス費用がやや高い
屋根が4面、隅棟が4つあるためシンプルな形状の屋根に比べると使用する部材なども多くなり、施工の手間もかかってしまいます。それにより設計コストやメンテナンス費用が高くなる可能性があります。
・太陽光パネルの設置に向いていない
屋根が4面あることで、ひとつひとつの屋根の面積は小さくなるため、設置できる太陽光パネルの数も少なります。
そのため設置コストの回収には時間がかかってしまう可能性があります。
・棟部分からの雨漏りに注意
切妻屋根に比べると棟の数が多いので、つなぎ目部分からの雨漏れには注意が必要です。
そのためお早めのメンテナンス、点検をおススメします!!
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